こだわりの画材 色鉛筆
私の相棒 色鉛筆
72色 色鉛筆(ユニカラー)
社会人になり、初めてのボーナス。心躍る私がそこで買ったのが夢の72色入り色鉛筆(ユニカラー)でした。
色鉛筆の蓋を開けてみると、両側に鮮やかな色鉛筆が広がっていて、眺めているだけでもうっとりしていました。
実際に使って色々なものを描き、使うたび少しずつ背が低くなっていくのも、また愛着が湧いて嬉しいものでした。
36色は入院のお供に
そんな中、約3年前に訳あって手術を伴う長期入院をすることになりました。とても不安な中、病院で少しでも動けるようになったら絵が描きたいと思い、入院のお供に一緒に連れて行ったのが、36色入り色鉛筆(トンボ)でした。
術前はドキドキしてあまり描けず、手術前日も緊張からか発熱がありました。それでも手術は無事に成功。しばらく痛みから動けない時期もありましたが、体調の回復とともに起き上がり再び大好きな絵を描き始めました。
鼻腔からの手術で、鼻からの痛みが
止まらない図
描き始めてからは、家に置いてきた大切な72色入り色鉛筆(ユニカラー)との使い心地の違いを楽しみ、また懐かしみながら、病室で色鉛筆を広げて黙々と絵を描いていました。「採血しまーす」と看護師さんが入ってきて、慌てて色鉛筆をバラまいてしまったことも良い思い出です。
SNSへの投稿開始
コロナ禍での入院で、面会もなく一人きりだった時、描いた絵をインスタに上げ始めました。
フォロワーやいいねの数が少しずつ増え、時々自分の絵に対して感想を伝えてくれる方たちの声が、温かくてありがたかったです。
108色の仲間
経過は良好で退院後は、72色と36色の色鉛筆を併用して108色の仲間が、一緒に楽しく絵を描いてくれています。特に“むう”の色は色鉛筆でいう黄土色を使っていて、どんどん背が小さくなっています。
その他水彩にまつわるエピソードはまた別の機会にお話させて頂けたらと思います。ちなみに元々ブルー系の色が好きだった私ですが、最近はうさぎさんの主食のチモシーと同じ色の緑色にはまっています。緑の濃淡を組み合わせるてできるグラデーションがとても好きです。
画材へのこだわり 色鉛筆編
いかがだったでしょうか。今後も色々なこだわりを紹介して、画材の魅力、私自身のこともさらに知っていって頂ければと思います。乞うご期待。